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ひらかわ市民新聞(湯めぐり)

ひらかわ市民新聞

(注)ひらかわ市民新聞の記事は、「市民記者養成講座」受講生が平川市民記者として取材・作成したものです。

また、掲載内容は取材当時のものです。

ひと 景観 地域 湯めぐり グルメ

 

昭和レトロな駅前温泉

2020年4月9日

 

 津軽尾上駅から歩いて約1分の「大和(やまと)温泉」。2階建ての風情を感じさせる昭和レトロな造りの外観。1938(昭和13)年創業当時は、おがくずで湯を沸かす銭湯だったが、1977(昭和52)年に温泉を掘り、大和温泉として開業した。現在、温泉を切り盛りするのは3代目・工藤卓輝さん。2018(平成30)年までは市内の福祉施設で働いていたが、祖母が他界したことをきっかけに、地元住民からの応援や喜ぶ声などを聞き、後を継ぐことを決意した。

大和温泉

 温泉は源泉100パーセントのかけ流し。地下800メートルから温泉をポンプで引き上げており、無色透明でにおいが少なく、入りやすい温泉となっている。工藤さんによると、疲労回復や神経痛など、さまざまな症状に効果があり、美肌効果もあるそうだ。すべての浴槽横に砂時計が置いてあるのは、入浴客の要望に応えたことから。サウナ近くに設置した棚は、利用客が持ち込んだ雑誌を置き、次の利用客に読んでもらうようになっている。「先々代からお客さまの要望には柔軟に対応している」と工藤さん。

大和温泉店内

 常連客の中には温泉ソムリエの資格を持つ客もおり、取材途中に「クセがなく万人受けするいい温泉である」と話していた。私のおすすめは、横になり足を伸ばして入れるリラックス風呂。湯の温度は40度で長時間でも入ることができる。気持ちよくて寝てしまいそうだ。みなさんにもぜひ入ってもらいたい。

お釜ドライヤー

 女湯の脱衣所には「お釜ドライヤー」と呼ばれる手を使わないで髪を乾かすことができるドライヤーがあり、女性客はぜひ利用してもらいたい。他にも待合室には50年近く使われている肩叩き機があり、古き良き時代を感じる。工藤さんはこう語る。「レトロでありながらきれいな温泉をこれからも続けていきたい」。最近ではSNSを始め情報発信に力を入れたり、館内に無料のWi-Fiを設置したりして、若者向けにサービスを提供する一方で、足腰が弱い高齢者や移動手段がない人のために「送迎付き回数券」も販売している。利用区域は旧尾上町地区のみだが、事前の電話予約で自宅までの送迎も可能。今後もいろいろなことを仕掛けていきたいと意欲を見せる工藤さんから目が離せない。

 

【大和温泉】

平川市中佐渡南田1-2

☎0172-57-2852

営業時間 7時~22時

 

(記:市民記者 山口要)

 

3年ぶりに再開した秘湯

2019年1月9日

 

 平賀地域の山奥にたたずむ温泉がある。温川(ぬるかわ)山荘。

 平川市の中心部から県道13号、国道102号を通り車で40分程度十和田湖方面へ進んだ温川地区にある秘湯として地元や県内県外などから人気がある。2014年8月に廃業したが、2017年10月に営業を再開した。

温川山荘入口温川山荘外観

 浴室はヒバの板を全面に使った扇形のお風呂で、湯がとても柔らかく体の芯から温まる。浴場から見る景色はブナやモミジカエデといった木がずらりと並び、目の前を流れる浅瀬石川のせせらぎや鳥たちの声に癒される贅沢な空間。温川山荘には豊富なお湯と自然にあふれる景色を生かし、疲れた身体やストレスを解消できる温泉と私は感じた。

温川山荘内観扇方お風呂

 代表の福地隆史さんはこう語る。「温泉に来ていただいたお客さまには、できるだけ長く湯に浸かってもらい、ゆっくりとくつろげる旅館にしたい。今後はイベントやお祭りなどとタイアップして県内外にPRしていきたい」。

 ヒバの板を全面に使用したお風呂に浸かりながらブナ林を眺めることができるのは青森県でも数少ない温泉の一つだろう。

 

【温川山荘温泉】

平川市切明津根川1-32

営業時間 不定(営業は4月~11月)

宿泊料 12,800円(二人宿泊の場合)

☎090-2450-3852(福地)

https://www.facebook.com/nurukawa/

看板犬

看板犬:温(ヌル=メス)

 

 

(記:市民記者 山内海斗)

 

秘湯・古遠部温泉でユニークな入浴法

2018年2月1日

古遠部温泉外観

 碇ヶ関地域の山奥にたたずむ温泉宿「古遠部(ふるとうべ)温泉」。 奥羽本線碇ヶ関駅から車で15分程度の場所にある秘湯だ。2012年には旅行新聞新社主催の「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で選考審査委員特別賞に選ばれ、全国から訪れる客もいる。

 ここの温泉は源泉100%の掛け流しで、毎分500リットルもの湯が湧き出る。1.5リットルのペットボトルが1分間で300本以上溜まるという紹介であれば、その湯量にイメージが沸くだろう。湯の温度は42~43度。長湯はとてもできないような熱さで、冷え性や切り傷、五十肩に効能があるとされている。

浴場

 古遠部温泉には豊富な湯量を生かし、湯船から溢れ出たこぼれ湯に仰向けになって寝転がる「トド寝」というユニークな入浴法がある。この入浴方法をオススメする理由を同温泉代表の木村達夫さんはこう語る。「温泉が好きな方や遠方から訪れるお客さまに、できるだけ長く湯に浸かってもらいたいから」。この贅沢な入浴法を推奨する湯宿は、全国でもここだけなのではないだろうか。 

 

【古遠部温泉】

平川市碇ヶ関西碇ヶ関山1-467

電話:0172-46-2533

営業時間:8時30分~20時(冬期間9時~19時)

入浴料:320円(子ども無料)

 

(記:市民記者 山内海斗)

 

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この記事への問い合わせ

生涯学習課

平川市光城2丁目30番地1(文化センター内)

電話番号:0172-44-1221

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