(注)ひらかわ市民新聞の記事は、「市民記者養成講座」受講生が平川市民記者として取材・作成したものです。
また、掲載内容は取材当時のものです。
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満腹グルメ道
大十食堂 -焼きそば-
2020年4月10日
平川市内で100年以上続いている食堂はご存知でしょうか?
今回、紹介する尾上地区にある「大十食堂」は、小説「津軽百年食堂」にも登場する老舗食堂です。
創業は1900(明治33)年。現在、4代目の店主・西谷豊さんはカウンター席の上に飾られている「おかもちの蓋」に書かれているのが店の始まりの証だという。店内はカウンター席、テーブル席と座敷に分かれる。一人客から家族連れまで幅広い客層に親しまれているのが特徴だ。テレビなどの取材も多く、地元だけでなく県外からの来客もある。西谷さんの三男が床山(力士の髪を結う人)ということから、店内には力士のサインが飾られていたり壁に直接書かれていたりする。
西谷さん一押しの「焼きそば」。価格は600円で大盛りだと800円。先代から受け継いだ自家製の太麺に、濃いめのソース、ばら肉と玉ねぎがしっかり絡んでいる。メニューに加わった1958(昭和33)年から麺・ソース・具材を何一つ変えずこだわり作り続けている。定番メニューである「中華そば」を同時に食べられる麺セット「焼きそば+ミニ中華そば」が店の人気メニューだそうだ。
西谷さんに製法を変えないことについて聞いたところ、「お客さまの心に残る伝説の食堂でありたいから」と言う。また、近年、製造廃止や廃業といった取引先が増え、先代と同じ食材を用意しにくくなっていると言い、「少しでも食材を変えるとわかる人にはわかってしまう。昔ながらの味を維持し、また食べに来てもらえるように努力し続ける」と話す。
「最近は、お客さまがSNSに写真をアップして店のことを紹介していただいているように感じる」とも明かす。これからも厨房に立ち続けるだろう西谷さんがこだわって作っている「焼きそば」をぜひ食べに行ってみてください。
【大十食堂】
平川市尾上栄松19番地1
☎0172-57-2022
11時~午後16時(なくなり次第終了)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
(記:市民記者 葛西陽菜)
三笠食堂 -自然薯ラーメン-
2019年1月9日
2002(平成14)年頃から村おこしの一環として、碇ヶ関地域の自然薯を使用した「自然薯ラーメン」がテレビや雑誌・ラジオの取材などで取り上げられるようになった。今では碇ヶ関地域の名物となっている。この自然薯ラーメンは碇ヶ関地域の各店舗で提供しているが、今回は「三笠食堂」の自然薯ラーメンを紹介したい。
創業約70年の老舗。笑顔が素敵な阿部夫妻(健次さん・恵美子さん)で営んでいる。店内には、テレビや雑誌・ラジオの取材で訪れた著名人の色紙が飾られており、地元だけではなく県外からも来客がある店だ。
さて、自然薯ラーメンの特徴は2つある。1つは、麺にある。一般的な麺と違い「とろみ」があるのだ。その理由は、麺に自然薯を練り込んでいるためで、そのとろみが食を進めさせてくれる。2つ目は、特徴的なチャーシューだ。なんと、このチャーシューは中央に自然薯が挿し込まれている。麺のとろみとは違ったホクホクとした食感で、自然薯の芋本来のおいしさを味わうことができる。
このラーメンは2つの自然薯のおいしさを1杯で味わうことができる1品となっている。価格は650円。
また、店主のおすすめは、こだわりの味噌(みそ)を使った「味噌ラーメン」(600円)と、近年、注文数が増加している「酸辣湯麺(すーらーたんめん)」(650円)。みなさんもぜひ食べてみてください。
【三笠食堂】
平川市碇ヶ関71
営業時間:11時~20時
定休日:第2第4日曜日
電話:0172-45-2503
(記:市民記者 對馬吾郎)
おぐら食堂 -カツ丼-
2018年2月1日
尾上地域にどのようなイメージをみなさんはもっているだろうか?家々に立ち並ぶ生け垣や、春には桜、夏には蓮の花、緑豊かな猿賀公園。しかし、平川市内でも屈指の「定食屋」が多い地域ということはご存知だろうか?そして、どの店にもシンプルなメニューにこだわりがあり、何度でも足を運びたくなってしまう。その中で今回は「おぐら食堂」の紹介となる。
こちらの定食屋は1983(昭和58)年創業。ひらがなで書かれた「おぐら」の看板が目印で、店内はテーブル席と小上がりスペースに分かれる。家族連れから一人客まで、幅広い客層に親しまれているのが特徴だ。現在は、店主の小倉夫妻とその息子夫妻、従業員3人の計7人で営む。テレビや雑誌・ラジオの取材もこれまで多くあり、有名人の取材以外のプライベートでの来店もしばしばあるそうだ。
さて、今回オススメする一品は「カツ丼」。カツ丼に味噌汁、漬物がついて700円。オススメする理由は直球なコメントだが「おいしい」ということ。玉ねぎやシイタケを卵でとじたカツは柔らかく、甘い。カツとごはんとの食べ合わせも申し分ない。みなさんにぜひ食べてほしい。
ちなみに店主一押しの品は、「ミソちゃんぽん」。冬期間限定で販売する「鍋焼きうどん」も根強い人気でオススだそうだ。
【おぐら食堂】
平川市高木原富22-1
電話:0172-57-4711
営業時間:10時30分~18時
定休日:火曜
(記:市民記者 對馬吾郎)
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