日時 令和4年4月1日(金曜日)午前9時30分
場所 平川市本庁舎4階 第4会議室
今日から令和4年度がスタートいたしました。
ただ今、辞令交付を行いましたが、今回の異動では、17名の職員が退職し、7名の新しい仲間をお迎えしたところであります。
新採用者の方々はもちろんでありますが、職員の皆さんには、「公務員は一部の奉仕者ではなく、全体の奉仕者である」という公務員としての自覚を再認識いただき、職務に専念してほしいと思います。
さて、新型コロナウイルス感染症については、令和2年1月に国内で初めて感染者が確認され、2年以上経過しましたが、収束が未だ見通せない状況であります。
当市においても、「平川ねぷたまつり」や「平川フェスタ」などのイベントの中止、また、外出自粛等により、飲食業や宿泊業、小売業などのさまざまな業種において多大な影響が見られております。
こうした中、職員の皆さんには、平川市、そして平川市民が元気になるよう日々心掛け、新しい知恵を見い出しながら業務に当たっていただきたいと思います。
私はこれまでも機会を見つけては、平川市職員としての5つの心構えをお願いしてまいりました。
新年度のスタートにあたり、改めてお話しさせていただきます。
まず1つ目は、「市民本位」であることです。
常に市民の目線に立ち、今、自分の行っている仕事が、市民のためになっているのかを自身に問いかけながら、業務に当たっていただきたいと思います。
また、日々の業務を、より効率的に行う方法はないかということも併せて考えながら、進めていただきたいと思います。
2つ目は、「現場主義」であります。
市民が暮らす現場こそが市政の原点であります。
私が市長就任以来、各地区で開催している「まちづくり懇談会」は、その時その時の市民の声を直接伺うことができる機会であります。
今年度も引き続き開催し、地域で抱える問題や課題を直接お伺いしながら、解決する方策を見い出してまいりたいと考えております。
職員の皆さんも日頃から、現場の目線、市民の目線を大事にしながら、業務にあたっていただきたいと思います。
3つ目は、「組織横断的な対応」であります。
行政は、よく「縦割り行政」と言われますが、複雑化・多様化する行政需要に、迅速かつ的確に対応していくためには、それぞれの部署の垣根を超えた情報共有と協力体制が必要であるものと考えております。
この仕事は他の課の仕事だからといって、簡単に「そちらの課に行くように」などといった対応はせず、その市民が何を求めて市役所に来ておられるのか、自分が担当ではない場合であっても、どのような対応ができるのかを、
相手の気持ちになって考えていただきたいと思います。
4つ目は、「対話能力の向上」であります。
市民との対話を大事にし、積極的にコミュニケーションを図っていただきたいと思います。
また、職場では、常に情報を交換し、物事に対して一致して取り組んでいただきたいと思います。
最後の5つ目は、「新たなことへの挑戦」であります。
行政は、前例主義とよく言われます。確かに前例通りに仕事をすれば、大きな間違いやリスクはないかもしれませんが、発展することもありません。
時代や市民のニーズは常に動いていますので、常にアンテナを張りながら、市民のために創意工夫することはないか考えていただきたいと思います。
以上、「5つの心構え」についてお話しさせていただきました。この五つのことを普段から心掛け、業務にあたっていただければと思います。
令和4年度の予算編成では、私の公約のベースである、第2次平川市長期総合プランの3つの基本目標「魅力あるひとづくり」、「活力あるしごとづくり」、「住み続けたいまちづくり」を重点事項の基本とし、「第2期 平川市まち・ひと・
しごと創生総合戦略」に掲げる人口減少対策や地方創生に資する事業に力点を置き、予算を重点配分いたしました。
また、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、引き続き、感染防止対策を講じ、国等の動向を注視しながら、経済活動の回復に向け取り組むこととしております。
これらを進めるにあたり、職員の皆さんには、個々の能力を発揮することはもちろんでありますが、職員同士の力を結集しながら、平川市の元気創出のためにご尽力くださいますようお願いいたします。
ここ数年、若い職員との入れ替えが急激に進んでおります。
平川市の行政サービスの向上を図っていくためには、若い職員を育てていくことが必要でありますので、先輩職員の皆さんには、業務の遂行のみならず、是非とも同僚のワークライフバランスや、若い職員に気を配り、職員を育てることにも力を注いでいただきたいと思います。
また、令和4年度からは、組織再編により新たな体制での業務開始となります。職員の皆さんにおかれましては、市民のための市役所であるということ再認識し、更なる行政サービスの向上を図っていだだきたいと思います。
最後に、私が職員の皆さんにお願いしている心がけでありますが、
「あいさつは明るく、笑顔で、自分から」
「お礼、お詫びは早くする」
「できない理由を探さない」
「できる知恵を見い出す」
これらを実践していただきながら、市民に笑顔があふれ、市民の暮らしが輝く平川市を目指して、まちづくりを進めてまいりますので、今年度も一年間よろしくお願いを申し上げまして、訓示といたします。