新型コロナウイルス感染症患者の青森県内の発生状況について
新型コロナウイルス感染症について(報道発表資料等)青森県ホームページ
市民と事業者の皆さまへ
3つの条件が同時に重なった場における活動の自粛のお願い
これまでに明らかになったデータから、集団感染が確認された場に共通するのは、(1)換気の悪い密閉空間であった、(2)多くの人が密集していた、(3)近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発生が行われたという3つの条件が同時に重なった場ということが分かっています。たとえば、屋形船、スポーツジム、ライブハウス、展示商談会、懇談会等での発生が疑われるクラスターの発生が報告されています。
皆さんが「3つの条件が重なった場所」を避けるだけで、多くの人々の重症化を食い止め、命を救えます。
市民の皆様におかれましては、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。感染対策に努めていただくようお願いいたします。 また人込みの多い場所は避けてください。屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときはご注意ください。
3つの密を避けましょう(厚生労働省ホームページ)(1245KB)
手洗い・咳エチケット(厚生労働省ホームページ)(1018KB)
身のまわりを清潔にしましょう(厚生労働省ホームページ)(261KB)
新型コロナウイルスの集団感染を防ぐためには
・換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けてください。
・イベントを開催する方々は、風通しの悪い空間や、人が至近距離で会話する環境は、感染リスクが高いことから、その規模の大小にかかわらず、その開催の必要性について検討するとともに、開催する場合には、風通しの悪い空間をなるべく作らないなど、イベントの実施方法を工夫してください。
新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために(厚生労働省ホームページ)(556KB)
ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合(家庭内でご注意いただきたいこと)
<8つのポイント>
(1)部屋を分けましょう。
(2)感染者のお世話はできるだけ限られた方(一人が望ましい)にしましょう。
(3)マスクをつけましょう。
(4)こまめに手を洗いましょう。
(5)換気をしましょう。
(6)手で触れる共有部分を消毒しましょう。
(7)汚れたリネン、衣服を洗濯しましょう。
(8)ゴミは密閉して捨てましょう。
※詳細については下記をご覧ください。
ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合(厚生労働省ホームページ)(954KB)
新型コロナウイルス感染症が疑われる方へ
発熱などのかぜの症状がある場合は、仕事や学校を休んでいただき、外出やイベントなどへの参加は控えてください。休んでいただくことはご本人のためにもなりますし、感染拡大の防止にもつながる大切な行動です。そのためには、企業、社会全体における理解が必要です。厚生労働省と関係省庁は、従業員の方々が休みやすい環境整備が大切と考え、労使団体や企業にご協力いただくようお願いしています。
咳など症状がある方は、咳やくしゃみを手でおさえると、その手で触ったドアノブなど周囲のものにウイルスが付着し、ドアノブなどを介して他者に病気をうつす可能性がありますので、咳エチケットを行ってください。
新型コロナウイルス感染症の相談・受診の目安
1.相談・受診の前に
(1)発熱等の風邪の症状が見られるときは、学校、会社を休み外出を控える。
(2)発熱等の風邪の症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録しておく。
2.帰国者・接触者相談センターにお電話でご相談いただく目安
(1)以下に該当する方は、最寄りの保健所(弘前保健所 0172‐33‐8521)の帰国者・接触者相談センターにお電話でご相談ください。
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)高熱などがある方
(2)以下のような方は重症化しやすいため、発熱や咳などがある場合には、帰国者・接触者相談センターにご相談ください。
・高齢者
・糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)の基礎疾患がある方や透析を受けている方
・免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
・妊婦の方
妊婦の方については、念のため、重症化しやすい方と同様に、早めに帰国者・接触者センターにご相談ください。
・お子様をお持ちの方
小児については、現時点で重症化しやすいとの報告はなく、新型コロナウイルス感染症については、目安どおりの対応をお願いします。
(3)現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、インフルエンザ等の心配があるときには、通常と同様に、かかりつけ医等にご相談ください。
3.相談後、医療機関にかかるときのお願い
(1)帰国者・接触者相談センターから受診を勧められた医療機関を受診してください。複数の医療機関を受診することはお控えください。
(2)医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。
新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口
〈青森県新型コロナウイルス感染症コールセンター〉
新型コロナウイルス感染症に関する感染症の特徴や予防方法など一般的な相談や問い合わせを受け付けるコールセンターを設置しています。
電話番号 0120‐123‐801(フリーダイヤル)
受付時間 24時間対応(土日・祝日含む)
〈帰国者・接触者相談センター〉(弘前保健所)
電話 0172‐33‐8521(受付時間8時30分から17時 土日・祝日を除く)
〈厚生労働省電話相談窓口〉
厚生労働省電話相談窓口(フリーダイヤル)
電話0120‐565653(受付時間9時から21時 土日・祝日も実施)
1.新型コロナウイルス感染症ってどんな病気?
コロナウイルスとは?
これまでに、人に感染する「コロナウイルス」は、7種類見つかっており、その中の一つが、昨年12月以降に問題となっている、いわゆる「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」です。このうち、4種類のウイルスは一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占め、多くは軽症です。残りの2種類のウイルスは、2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MARS)」です。コロナウイルスはあらゆる動物に感染しますが、種類の違う他の動物に感染することは稀(まれ)です。また。アルコール消毒(70%)などで感染力を失うことが知られています。詳しくは国立感染症研究所「コロナウイルス」をご覧ください。
どうやって感染するの?
新型コロナウイルス感染症がどのように感染するのかについては、現時点では、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられます。
(1)飛沫感染
感染者の飛沫(くしゃみや咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染します。
※感染を注意すべき場面:屋内などで、お互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすとき
(2)接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れると感染者のウイルスが付きます。未感染者がその部分に接触すると感染者のウイルスが未感染者の手に付着し、感染者に直接接触しなくても感染します。
※感染場所の例:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど
2.一人ひとりができる新型コロナウイルス感染症対策は?
新型コロナウイルスに感染しないようにするために
まずは一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。
具体的には、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避けてください。また十分な睡眠をとっていただくことも重要です。
また人込みの多い場所は避けてください。屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときはご注意ください。
(1)手洗い
ドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗います。
(水道水は適切に塩素消毒されているため感染予防のための手洗い・うがいに有効です。)
(2)ふだんの健康管理
ふだんから、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきます。
(3)適度な湿度を保つ
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適度な湿度(50~60パーセント)を保ちます。
ほかの人にうつさないために
〈咳エチケット〉
咳エチケットとは、感染症を他者に感染させないために、咳・くしゃみをする際、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖、肘の内側などを使って、口や鼻をおさえることです。
対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離でおよそ2mとされています)が、一定時間以上、多くの人々との間で交わされる環境は、リスクが高いです。感染しやすい環境に行くことを避け、手洗い、咳エチケットを徹底しましょう。
・マスクを着用します。
・ティッシュなどで鼻と口を覆います。
・とっさの時は袖や上着の内側でおおいます。
・周囲の人からなるべく離れます。
マスクの効果は?
マスクは、咳やくしゃみによる飛沫およびそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ効果が高いとされています。咳やくしゃみ等の症状がある人は積極的にマスクをつけましょう。
一方で、予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策と考えられますが、屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着用することによる効果はあまり認められていません。
咳や発熱などの症状のある人に近づかない、人混みの多い場所に行かない、手指を清潔に保つといった感染予防策を優先して行いましょう。
参考
新型コロナウィルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~(首相官邸ホームページ)
情報は随時更新されていますので、ご留意いただきますようお願いします。