平成19年から平成28年までの「人口動態調査」において、「誤えん等の不慮の窒息」による事故は、高齢者の「不慮の事故」の中で、もっとも死亡者数が多く、このうち約半数を「気道閉塞を生じた食物の誤えん」が占めています。
特に年始は、餅による窒息事故が多発するため、注意が必要です。
加齢とともに、かむ力や飲み込む力が衰え、食品による窒息事故のリスクは高まります。
高齢者ご本人だけでなく、ご家族や周りの方も一緒に注意し、事故を防止することが大切です。
餅による窒息事故を防ぐために
(1) 餅は小さく切っておく
(2) 餅を食べる前に、先にお茶や汁物を飲んで喉を潤しておく
(3) 餅はよくかんで、唾液とよく混ぜ合わせてから飲み込む